テクニカルライターのたまご、クリエイトする

テクニカルライターとして修業予定の大学生が考えたこと・学んだことを書いています。

面接で本当に大事なこと ~ペン太の就職活動記・佳境編~

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 こんにちは、ペン太です。

 

前回の記事では、テクニカルライターの説明会に参加し、ペン太の中でテクニカルライターという存在がかなり大きくなっていました。↓

 

  今回の就職活動記・佳境編では、ペン太はついにテクニカルライターの面接を受けることとなります。

 ペン太はうまく第一関門を突破することが出来るのでしょうか?

 

前回のおさらい

  • テクニカルライターの説明会に初めて参加
  • パッと見は普通の会社で拍子抜け
  • 今まで好んでやっていたことは、「テクニカルライティング」だった

 

 初めてテクニカルライターを募集する企業の説明会に繰り出したペン太ですが、思わぬ収穫を得ます。「テクニカルライティング」は縁遠いものなどではなく、自分が今まで何度もやってきたこと、そしてやりたいと思えることだったのです。こうなると俄然テクニカルライターへの志望度が高まってきます。

 

 しかし、ペン太がそもそもやりたかったのは出版、それも「大学で学んだ知識を生かす」教科書出版だったはずです。こちらのほうも、いくつかの説明会や面接を経て、志望度が高まっている頃で、このころのペン太の目下の悩みといえば、

 

「出版とテクニカルライター、どっちも内定もらえたらどっちに行こう?」

 

という、盛大な皮算用でした。逆に言えば、テクニカルライターがそれほどまでにペン太の中で大きな存在になっていたのです。

 

ペン太の思う、本当に面接に必要なこと

 4月。ペン太もついに(ギリギリで)大学4年生になり、卒業研究なども本格化してきた頃。別のテクニカルライターを募集する企業からお呼びがかかり、面接をしてもらえることとなりました。

  

 もうすでに幾度の面接をこなしているとはいえ、テクニカルライターの業界では初めての面接。いったいどんなことを聞かれるのかと、戦々恐々です。

 しかしペン太は面接に関していくつか傾向のようなものをつかんでいました。

それは、

 

 面接では変な質問(フェルミ推定や自分を色にたとえると。。など)はほとんどでず、代わりに志望動機や自己アピール、入ったらやってみたいことをしつこく聞かれる

 

ということです(おそらく企業・業界によるものだと思いますが)。

 以前の記事でペン太が「就活の洗礼を受けた」というのは、まさに「変な質問」のばかり来ると勘違いしていて、その対策ばかり考えていたことが原因だと思われます。

 

 しかし、考えてみれば当たり前のことです。なぜ自分の企業に入りたいのかもはっきりしない、仕事の内容も理解できていない、そして自分がその仕事に適しているかどうかも言えないような人間を、雇おうとする面接官はいません。

 

 そこで、ペン太は面接に望むに当たって、次のことはきちんとつめておくようにしていました。

  1. 志望理由(「伝える仕事」に絡めて、その企業でしか出来ないこと)
  2. 入ったらやりたいこと(=仕事内容を理解していることのアピール)
  3. 仕事内容に絡めた事故アピール(=適正のアピール)

 面接前、上記をまとめたメモを見ながら、「これだけ考えたから大丈夫」と思いつつも、「第一志望にしようか迷っていることを見抜かれないだろうか?」と内心では恐怖でいっぱいでした。 

 ペン太は直前に一番緊張するタイプなのです。

 

緊張の面接、恐れていた質問が最後に

 さて、いよいよ面接が始まります。

「会議室」と銘打たれたなかなかの広さの部屋に、3人の面接官が座っています。その目の前にぽつねんとたたずむパイプ椅子はなぜかとても小さく見えました。

 名を名乗り、深々と頭を下げ、面接官からの合図を待って着席します。最初の面接官からの質問は「一分間で自己アピールを」でした。

 

 これは好都合、とばかりにテクニカルライターの仕事内容と、自分の経験を絡めて話します。面接官の反応も悪くなく、滑り出しは好調のようです。

 

 その後も自己アピールでの内容を掘り下げられたり、サークルや部活動での話を詳しく聞かれたりしましたが、基本的にうそはついていないので(多少誇張したりはしていますが)、詰まったりすることはありません。また面接官の方々も終始穏やかな反応をしていただけたため、すごくやりやすい面接でもありました。

 

 どのくらい時間がたったでしょうか。面接の時には、たった30分程度の時間が1時間にも2時間にも感じられるものです。

 

「それでは最後に確認したいのですが」

 

 柔らかな口調はそのままで、面接官の視線だけが鋭くなったような気がしました。こういうときには、決まって予想外の質問が飛び出すことがよくあります。

 

「ペン太さんは主に出版業界を志望されているようなのですが、それでも弊社が第一希望ということでよろしいのでしょうか?」

 

 悪い予感というのは、あたってしまうもののようです。

 

 

まとめ