ペン太の就職活動記・躊躇編 ~なぜテクニカルライターになるのか~
こんにちは、ペン太です。
今回はまたしても前回の記事↓
↑の続きということで、ペン太の就職活動を振り返りながら、なぜテクニカルライターへの就職を決めたのかを整理していきたいと思います。
なお、記事の中で色々な仕事の中身について言及している場面がありますが、なにぶんペン太は仕事をしたことがないため、想像が多分に含まれている可能性があります。 そのため事実と異なる可能性もありますが、ご容赦いただければと思います。
前回のおさらい
- 持ち駒を増やすため、教科書出版社以外もエントリー
- 「大学で学んだことを生かす」を使えないケースが多いので、「人に伝える仕事」という軸を打ち立てる
- 出版社以外にも手を広げているとき、「テクニカルライター」を発見
というわけで、ペン太は初めてテクニカルライターという職業と出会いました。
「厨二っぽい名前だけどなんかかっけえ!!」
と思ったペン太ですが、次の瞬間には
「でも、なんだこれ? 出版と関係あるの?」
と思っていました。
テクニカルライターって、なんだ?
就活サイトで「出版」のカテゴリを探すと、出版社の編集職・営業職以外だけでなく、時たま雑誌社のライター職の募集も見かけます。
憧れはあるものの、雑誌編集やライターは相当な激務だという噂をよく聞くため、なんとなくライターという言葉を避けてきたペン太。 でも、テクニカルライターを募集する企業の多くは、雑誌社でない企業ばかりです。
どういうことなのだろうと、テクニカルライターの求人内容を読み漁り、
次のようなことがわかりました。
- テクニカルライターが機械やソフトウェアのマニュアルのライターであること
- 出版社の編集や、雑誌のライターで使う「クイエイティブライティング」と異なる「テクニカルライティング」という特殊な技術を用いること
- 先進技術をわかりやすく伝える職業であるということ
なるほど、出版とは関係性がないとしても、確かに「人に伝える」という物であるようです。
しかしテクニカルライターには大事な点が抜けています。
そう、ペン太は情報系でも、工学の専門でもありません。伝えるための専門知識を大学では勉強していないのです。つまり当初の目的であった「大学で学んだ知識を生かす」という軸は成り立たないことになります。そうなるとテクニカルライターは、駒の一つにはなっても、本命にすることは出来ません。
ペン太はとりあえずエントリーをいくつかして、またESに追われているうちにテクニカルライターのことはすっかり忘れてしまったのでした。
出版への志望動機に疑問
さて、時は過ぎ2月。ESもそれなりの数をこなし、説明会も行き慣れ始めた頃。この頃初めての面接も経験し、手痛い就活の洗礼を受けたペン太は、さすがに出版だけだと怖く感じ、他業界も滑り止めとしていくつかエントリーし始めていました。
ただ、手痛い面接というものは、面接が厳しいというよりも、自分の中できちんと志望動機等を固められていないために、質問が厳しいと感じてしまうということが多いです。
ペン太の場合も同様に、「人に伝える」ということと、出版とがいまいちきちんと結び付けられていないということがありました。
出版業界で就職、というとやはり編集者としての就職が多いと思います。実際ペン太も募集がある限り編集を志望していたのですが、ある疑問がわいていました。
それは、
ペン太のやりたい「伝える」と、編集者で出来る「伝える」は一致していないのではないか?
という疑問です。
ペン太は「教える」ことが好きでした。
前回の記事でもあったように、部活・サークルでの後輩への指導、塾講師で生徒へ勉強を教えることが好きでした。
でも何を教えるかと聞かれれば、できれば真面目な知識を、真面目に教えたいと考えていました。
つまり、
ある程度専門的な知識を、伝えることを優先しすぎて簡略化しないで伝えたい
書籍や雑誌の編集では(もちろん専門的な出版社等事情は異なりますが)、
上記のようなことが常に出来るとは限りません。
(する機会があるだけでラッキーなことなのかもしれませんが)
そんなわけで、教科書や専門的な出版社ならまだしも、他の出版社の編集職でも本当にいいのか?という疑問があるために、自信を持って面接に望めない時期が続くのでした。
テクニカルライターの説明会に参加
そんな折、テクニカルライターを募集しているとある企業の説明会に参加しました。
会場(本社)はペン太の住んでいるところから電車で2時間ちょっと、と微妙に遠く、いく時はちょっとめんどくさいなーと思ってました。
ここでテクニカルライティングに関して、初めて詳細な説明を聞くことになります。
そしてこの説明会によって、ペン太の心の中で大きな覚醒が起こるのですが、ちょっと長くなってしまったため、詳細に関しては次回にして、今回はここまでとします。